竹細工のブログを始めちゃいました [手提げ篭]
昨年2月に始めた竹細工。
ちょうど1年になったのを機に
竹細工だけのブログを始めることにしちゃいました。
これまで作った作品は
ブログ「今を楽しむ悠々Life」にアップしてきましたが
このブログは自然農をメインにしたブログなので
竹細工は別にした方がいいかもと思った次第。
て言うか竹細工がめちゃめちゃ楽しくなってきたので
竹細工だけを扱うブログをやってみたくなっちゃったというのが
正直なところ。
私にとっての竹細工の面白さは
実用的なものが作れること。
ざるや篭など生活に役立つものが自分の手で作れるなんて最高!
しかも竹という自然素材が美しく優しい味わいを
醸し出してくれます。
ということで今日から竹細工の作品や
竹細工に関わるあれこれをこのブログで紹介していきたいと
思ってます。
応援よろしくです!
これまでのいきさつや作品などは
おいおいブログで紹介し直ししていくつもりですが
今日は最新の手提げ篭の紹介からスタートです。
しかも今日できたばかりの出来たてのほやほや。
きゃあ~!素敵な篭~!
どうです?たった1年でこんな篭が出来るようになっちゃうんですね。
自分でも信じられない。
でもここまで仕上げるまでに
どれだけ苦労したことか。
思うようにならないことが一杯あって
そのたびにああでもないこうでもないとあれこれ工夫しながら
ここまでたどり着きました。
工夫したというと聞こえがいいけど
実際にはごまかしたということなんですね。
ではざっくりと作業工程を見てみましょう。
編み方は筏底編みから立ち上げて
ござ目編みで篭を作るというもの。
もちろん初めての挑戦です。
ネットから参考にしたものがあっても
詳しい作り方や作業が載っている訳ではないので
作業しながら工夫。
底編みまでは簡単にできても
立ち上げるのにヒゴを直角に曲げなきゃいけない。
やったことがないのでどうやって曲げる?
そのまま力づくで曲げれば折れちゃいます。
コテなどで熱を加えれば曲げられることを知っていても
コテはなし。
じゃあ濡らして竹を柔らかくしておいて
少しずつ曲げて癖をつけてやろうと。
ここで考案したのが缶ビールの空き箱を利用して
立ち上げてやろうと。
もちろん篭のサイズに合うようにカットしてあります。
立ち上げに回したヒゴは女竹の皮ヒゴ。
柔らかいので扱いやすい。
最初の立ち上げがうまくいけば後はヒゴを回していくだけなので
簡単と思っていたらそうではなかった!
長さに限りがあるヒゴは継ぎ足していかなければならないでしょ。
当たり前のこと。
でもやったことがないのでどうやってやる?
初めてやるということはこういうことなんですね。
経験がないからとりあえず重ねるようにしてやればいいかと
作業を続行。
結果的にはこれで良かったのですが
うまくいかないようなら別の方法を考えてみる。
とにかくやってみるということが竹細工では必要なことかな。
立ち上げには女竹の皮ヒゴを使って
途中から真竹の身ヒゴに替えて
そして上部は真竹の皮ヒゴで編んでみました。
身ヒゴと皮ヒゴを組み合わせると色彩的にもいいですね。
ここまでできれば後は縁竹を内と外に回して
仮止めして縁巻きのヒゴを巻けばいいのですが
この作業も慣れないと難しい。
これまでいくつかの篭を作ってきているので
ある程度分かっていても実際にやってみると簡単ではない。
特に全面的に縁巻きをするのは初めてのこと。
途中でヒゴが切れるは繋ぎがうまくいかないは
隙間ができてしまうはで四苦八苦。
結局どうしてもうまくいかなかった部分は
銅線で留めてしまうという力業。
この工程の写真がないのは苦労して
気持ちに余裕がなかったからなんです。
これでなんとか篭本体が出来上がりました。
なかなかいい出来だと自画自賛しながらの撮影。
問題は底と立ち上げの最初のヒゴとの間に隙間があること。
それと底がイマイチ薄くものを入れて運ぶには弱いこと。
こういうものだと諦めてしまっては進歩しない。
工夫工夫。
この隙間を埋めたい!
手直ししようと思っても隙間は埋まらないので
目隠し用と底の補強用を兼ねて竹を編んで底敷きを作ってみました。
編み方を知らないのでネットで動画を見て
見よう見まねで作成。
今はネットからほとんどの情報が手に入るので便利ですね。
敷いてみると
隙間が隠されたうえ底敷きの模様が美しい!
やってみるもんだね。
これも自画自賛。
そして底の補強用に力竹を
下から4か所差し込んでさらに補強。
力竹を直角に曲げるのはローソクの火で炙れば簡単に曲がるので
それをすぐに水に浸ければいいだけ。
これで補強もできたしあとは手提げの取っ手を
付ければいいと思ったら
立ててみると座りが悪い。
下に力竹が4本出ているのでぐらついて安定感がない。
そこで考えたのが両端に足をつけて
少し浮かせてしまおうと。
こんな風に付けてみました。
なかなかいい発想です。
安定もばっちり。
さてさて残りは取っ手をつける作業
細めの竹を底から2本回して上で縛る方法にしようと。
ここでさらに問題発生。
底の力竹の上に回せばまたまた段差が出来てしまう。
底の力竹の下に回さないとダメだということが分かって
力竹を全て抜いてやり直し。
気づいた時はちょっとめげましたが
やるっきゃないと開き直っての作業。
(上の写真は直した後の写真になってます)
やれやれ。
いよいよ後は持つ位置を決めて握るところを
巻けばいいと仮止めして様子を見ていると
猫がいいものがあると入ってきた。
まあ猫は箱の中が好きだからね。
ちょうどいいと持ち上げてみるとなかなかいい感じ。
これでよしとグリーンの麻ひもを巻いて完成。
巻くものは最初は女竹の皮ヒゴでと思ったのですが
綺麗に巻く自信がなく断念。
もう少し経験を積めばやれるかもです。
実はこの手提げ篭は
竹細工教室に通うときに使っていた紙の袋がへたってきていたので
代わりのものを竹細工で作ってみようと始めた訳でして。
荷物を入れてみても十分に耐えられる強度がありそうです。
次の竹細工教室のとき持って行って
みんなを驚かそうかと。
いやはや楽しい竹細工です。
ワクワクしてきます。
だからブログタイトルが
ワクワク竹細工。
ワクワクは次のワクワクを生みます。
ワクワクの連鎖によって新しい展開が開けてきます。
初めてのブログ記事なので少し長くなりましたが
これからも随時更新していこうと思ってます。
応援してくださいね。
このブログを通じて竹細工の仲間が増えるといいなと思ってます。
深谷
その他・全般ランキング
ちょうど1年になったのを機に
竹細工だけのブログを始めることにしちゃいました。
これまで作った作品は
ブログ「今を楽しむ悠々Life」にアップしてきましたが
このブログは自然農をメインにしたブログなので
竹細工は別にした方がいいかもと思った次第。
て言うか竹細工がめちゃめちゃ楽しくなってきたので
竹細工だけを扱うブログをやってみたくなっちゃったというのが
正直なところ。
私にとっての竹細工の面白さは
実用的なものが作れること。
ざるや篭など生活に役立つものが自分の手で作れるなんて最高!
しかも竹という自然素材が美しく優しい味わいを
醸し出してくれます。
ということで今日から竹細工の作品や
竹細工に関わるあれこれをこのブログで紹介していきたいと
思ってます。
応援よろしくです!
これまでのいきさつや作品などは
おいおいブログで紹介し直ししていくつもりですが
今日は最新の手提げ篭の紹介からスタートです。
しかも今日できたばかりの出来たてのほやほや。
きゃあ~!素敵な篭~!
どうです?たった1年でこんな篭が出来るようになっちゃうんですね。
自分でも信じられない。
でもここまで仕上げるまでに
どれだけ苦労したことか。
思うようにならないことが一杯あって
そのたびにああでもないこうでもないとあれこれ工夫しながら
ここまでたどり着きました。
工夫したというと聞こえがいいけど
実際にはごまかしたということなんですね。
ではざっくりと作業工程を見てみましょう。
編み方は筏底編みから立ち上げて
ござ目編みで篭を作るというもの。
もちろん初めての挑戦です。
ネットから参考にしたものがあっても
詳しい作り方や作業が載っている訳ではないので
作業しながら工夫。
底編みまでは簡単にできても
立ち上げるのにヒゴを直角に曲げなきゃいけない。
やったことがないのでどうやって曲げる?
そのまま力づくで曲げれば折れちゃいます。
コテなどで熱を加えれば曲げられることを知っていても
コテはなし。
じゃあ濡らして竹を柔らかくしておいて
少しずつ曲げて癖をつけてやろうと。
ここで考案したのが缶ビールの空き箱を利用して
立ち上げてやろうと。
もちろん篭のサイズに合うようにカットしてあります。
立ち上げに回したヒゴは女竹の皮ヒゴ。
柔らかいので扱いやすい。
最初の立ち上げがうまくいけば後はヒゴを回していくだけなので
簡単と思っていたらそうではなかった!
長さに限りがあるヒゴは継ぎ足していかなければならないでしょ。
当たり前のこと。
でもやったことがないのでどうやってやる?
初めてやるということはこういうことなんですね。
経験がないからとりあえず重ねるようにしてやればいいかと
作業を続行。
結果的にはこれで良かったのですが
うまくいかないようなら別の方法を考えてみる。
とにかくやってみるということが竹細工では必要なことかな。
立ち上げには女竹の皮ヒゴを使って
途中から真竹の身ヒゴに替えて
そして上部は真竹の皮ヒゴで編んでみました。
身ヒゴと皮ヒゴを組み合わせると色彩的にもいいですね。
ここまでできれば後は縁竹を内と外に回して
仮止めして縁巻きのヒゴを巻けばいいのですが
この作業も慣れないと難しい。
これまでいくつかの篭を作ってきているので
ある程度分かっていても実際にやってみると簡単ではない。
特に全面的に縁巻きをするのは初めてのこと。
途中でヒゴが切れるは繋ぎがうまくいかないは
隙間ができてしまうはで四苦八苦。
結局どうしてもうまくいかなかった部分は
銅線で留めてしまうという力業。
この工程の写真がないのは苦労して
気持ちに余裕がなかったからなんです。
これでなんとか篭本体が出来上がりました。
なかなかいい出来だと自画自賛しながらの撮影。
問題は底と立ち上げの最初のヒゴとの間に隙間があること。
それと底がイマイチ薄くものを入れて運ぶには弱いこと。
こういうものだと諦めてしまっては進歩しない。
工夫工夫。
この隙間を埋めたい!
手直ししようと思っても隙間は埋まらないので
目隠し用と底の補強用を兼ねて竹を編んで底敷きを作ってみました。
編み方を知らないのでネットで動画を見て
見よう見まねで作成。
今はネットからほとんどの情報が手に入るので便利ですね。
敷いてみると
隙間が隠されたうえ底敷きの模様が美しい!
やってみるもんだね。
これも自画自賛。
そして底の補強用に力竹を
下から4か所差し込んでさらに補強。
力竹を直角に曲げるのはローソクの火で炙れば簡単に曲がるので
それをすぐに水に浸ければいいだけ。
これで補強もできたしあとは手提げの取っ手を
付ければいいと思ったら
立ててみると座りが悪い。
下に力竹が4本出ているのでぐらついて安定感がない。
そこで考えたのが両端に足をつけて
少し浮かせてしまおうと。
こんな風に付けてみました。
なかなかいい発想です。
安定もばっちり。
さてさて残りは取っ手をつける作業
細めの竹を底から2本回して上で縛る方法にしようと。
ここでさらに問題発生。
底の力竹の上に回せばまたまた段差が出来てしまう。
底の力竹の下に回さないとダメだということが分かって
力竹を全て抜いてやり直し。
気づいた時はちょっとめげましたが
やるっきゃないと開き直っての作業。
(上の写真は直した後の写真になってます)
やれやれ。
いよいよ後は持つ位置を決めて握るところを
巻けばいいと仮止めして様子を見ていると
猫がいいものがあると入ってきた。
まあ猫は箱の中が好きだからね。
ちょうどいいと持ち上げてみるとなかなかいい感じ。
これでよしとグリーンの麻ひもを巻いて完成。
巻くものは最初は女竹の皮ヒゴでと思ったのですが
綺麗に巻く自信がなく断念。
もう少し経験を積めばやれるかもです。
実はこの手提げ篭は
竹細工教室に通うときに使っていた紙の袋がへたってきていたので
代わりのものを竹細工で作ってみようと始めた訳でして。
荷物を入れてみても十分に耐えられる強度がありそうです。
次の竹細工教室のとき持って行って
みんなを驚かそうかと。
いやはや楽しい竹細工です。
ワクワクしてきます。
だからブログタイトルが
ワクワク竹細工。
ワクワクは次のワクワクを生みます。
ワクワクの連鎖によって新しい展開が開けてきます。
初めてのブログ記事なので少し長くなりましたが
これからも随時更新していこうと思ってます。
応援してくださいね。
このブログを通じて竹細工の仲間が増えるといいなと思ってます。
深谷
その他・全般ランキング
2020-02-14 18:18
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コメント(2)
深谷さん こんにちわ!
相変わらず 凄いなあ~素晴らしい!!
自然農・カメラ・音楽・料理他なんでも・・
出来ない事無し、まめで、器用で言うこと無しです。
by まさ (2020-02-15 10:52)
まささんこんにちは。
あまり褒めると調子に乗っちゃうかもなので
ほどほどにしといて下さいね。
まあ好きなことを好きなタイミングでできる身なので
やりたいようにやっていたらこうなったということなんですね。
その中でも竹細工は実用的なものを作れるので
あれもこれも作りたい衝動に駆られています。
by 深谷 (2020-02-15 12:11)