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麻の葉崩し編み篭大 [麻の葉編み]

作品を作るためにはまずはヒゴ作りから始めますが
いくつも作っているとヒゴが残ります。
残ったヒゴは他の作品にも流用できるのですが
幅や厚みが微妙に違ったり竹の質も微妙に違うものです。

一番多く作っているヒゴは幅4㎜厚さ0.5㎜のもので
長さは2節分。

今回はそんなヒゴを集めて篭を作ってみました。

残っているヒゴは今一つ精度が良くないものが多く
繊細な作りの製品には不向き。
そりゃ作りながら撥ねたヒゴが残っている訳なので
ヒゴとしてはイマイチなんですね。

そんな中で比較的ごまかせて綺麗に見えるのが六つ目編みと麻の葉崩し編みと
四つ目編みかなと思ったのですが
簡単な四つ目編みは意外と粗が見えやすい編み方。
六つ目編みが無難だけど一番多く作っているので敢えて作りたくない。

ならば麻の葉崩しがいいのではと思って編み進めました。
少し大きめの篭がいいかなと思って
直径35㎝くらいを目指して編み進めたところまでは良かったのですが
立ち上げて胴回しをして編み進めていく段階で
ヒゴが折れること5回。
乾燥した古いヒゴもあったのに水に浸けることもなくそのまま編んでいたのが
間違いのもと。
そのたびにヒゴを足して繋がなきゃならないので時間はかかるし
綺麗には仕上がらないしと途中中断すること数度。
それでも気を取り直してこつこつと完成までこぎつけました。

できたのはこんな篭です。
DSC_2054.jpg
麻の葉崩し編みは三角形が綺麗な編み方。
六つ目編みと比べるとやや強度が劣りますが
縁竹をつけて組み立ててしまえば問題なし。

DSC_2058.jpg

籐巻きも慣れたのでだいたい思うような仕上がりになるようになりました。
定番の大和結びです。
DSC_2059.jpg

持ち手のところは以前作ってみていけると思った
太いヒゴに細いヒゴ2本を捩じって取り付けるもの。
持ち手は真竹の細いものを磨いて黒く染めたものを使っています。
DSC_2060.jpg

DSC_2062.jpg

DSC_2065.jpg

DSC_2061.jpg

力竹は軽く差し込んであるだけ。
DSC_2067.jpg

まあ余りヒゴで作った割にはちゃんとできていると思ってます。

ちなみに大きさは
直径37㎝高さ16㎝
持ち手までの長さ40㎝

さて次は何を作るかな?



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