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新作40㎝収穫篭 [収穫用野菜かご]

ひっさしぶりのアップです。

全くやってなかった訳ではなく
集中的にやる時間をとれなかったので
少しヒゴを作っては休みの繰り返しでした。

そして2日前にその気になって
一気に新作を作りました。

作ったのはまたまた収穫篭。
そもそも竹細工を始めたのも
畑で作った野菜を収穫する篭が作りたかった訳なので
いくつ作ってもいいかなと。

少し前に直径50㎝以上の大きな収穫篭を作っているので
今回は少し小ぶりな直径40㎝の篭です。

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編み方は網代編みと四ツ目編みのミックス
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四ツ目編みが簡単でいいのですが
いつも同じ編み方ではつまらないので
真ん中に網目の詰まった網代編みを持ってくることにしました。

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今回もヒゴは幅をざっくりと揃えただけで
厚みは一切調整しないで裁いたそのままで編んでいます。

竹は孟宗竹。
春の竹は水分が多くて竹細工には全く向きませんが
出来なくはないのでこれでやってます。

それに普段畑で使う実用的な篭を作る訳なので
丈夫であればいいという考えです。
今回は編んでから丸いふるいの上に乗せて
上から重しを乗せて癖をつけるやり方。

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40㎝のふるいの上に編んだものを乗せ
その上に30㎝のふるいを乗せて
更にバケツに水を入れて重しにして癖をつけます。
編んだヒゴを濡らしておけば比較的短い時間で癖がつきます。

その間に縁竹の外と内を準備して
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クリップで留めながらはめ込みます。
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位置が決まったら結束バンドで固定
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今回の取っ手は
縁竹の外と内の間に上から差し込んで
底で力竹風に固定するやり方。

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これは咄嗟に思いついたやり方です。

そして縁竹の間に入れるササラを作って
はめ込みながら針金で固定。
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差し込んだところの取っ手がぐらつくので
ドリルで穴を開けて竹串をその穴に刺しこんで釘替わり。
その上から目隠しと強度を兼ねて
緑の麻ひもで固定。

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そして最後に取っ手の上部に竹を足して
緑の麻ひもでぐるぐる巻いて完成です。

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完成度は70点くらいかな?

とりあえず収穫に使えそうなので
良しとしておきます。


次は家内から要望のあった収納篭と
以前から作ってみようと思っていた
八目編み篭を作る予定です。


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2作目 収穫用野菜かご [収穫用野菜かご]

先日収穫用野菜かごをFacebookにアップしたら
作ってほしいという依頼を受けたので
2作目を作ることにしました。

おお!これで私も竹細工職人の道を歩むのかと
思ったのですが
そう簡単な道ではなさそうですね。
趣味で好きなものを時間がある時にこつこつと作るのが
一番いいようです。

さて、1作目と同じように作るのだから
悩むことは何もないし
簡単にできるだろうと思っていたのですが
どうもヒゴが上手く裁けずに四苦八苦。
春の水分が多くて柔らかい孟宗竹を
均一に揃えるのは手ごわい作業。

結局幅も厚みもいい加減。
いつも意気込みは初めだけで
すぐに妥協してしまう私。

まあそれでもなんとか形に持っていけるようになっただけ
進歩したということにしておきましょう。

で、1作目と同じものを作る予定で始めたのに
結局違うものになってしまいました。
同じものを作ろうと思っても同じようにできない悲しさ。

でもひょっとしたら2作目の方がいいかもです。

今回は作る過程は省略。

完成品です。

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おお!なかなかいいじゃないですか。
1作目と同じように見えるけどどこが違うの?

まん丸ではなく楕円になっています。
正確に言えば楕円になっちゃった。

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取っ手を付ける位置を変えたら
こうなりました。
1作目は対角線に付けたのですが
それは底は四角形になっていて
対角線の方が歪みにくいと考えたから。

なぜ同じようにしなかったって?

この方がデザインやバランス的にもいいと思ったのね。

1作目と2作目を並べてみると
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違いが分かるでしょ。

ではもう少し2作目の写真を。

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基本的な作り方や考え方は同じです。

ヒゴをさばき始めてから3日でできました。

目的は野菜の収穫用なので
カボチャを収穫しても耐えられる頑丈さはあると思います。

喜んでもらえるといいのですが。


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やっとできた収穫用野菜かご [収穫用野菜かご]

竹細工を始めた時
野菜を収穫する篭を作りたいと思っていたのが
ついに出来た~!

長かったのか短かったのか?

個人的な思いからすれば意外と早く出来たという感想。

毎回新しいものを作る時
一筋縄ではいかない試練が待っていますが
今回も同様。
これまで作ってきたものの延長で作っているはずなのに
途中から先に進めなくなる時があるのです。

教科書がある訳でもなく
作り方のノウハウを掴んでいる訳でもなく
いつも行き当たりばったり。
適当に進めていきながら試練を乗り越えていく
なんて言うと格好いいけど
実際には正に適当。
実用的なものを作る訳なので多少の不具合や
見た目の悪さなどは無視して
とにかく使えるものを作りたいと。

では出来上がりの野菜かごです。

実際には以前作った小さな篭で
野菜の収穫に使っているものもあるけど
今回はトマトやナスやキュウリなど
夏野菜を多く収穫した時に使える大きな篭を
作りたかったのです。

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写真で見ると美しい仕上がりに見えますが
実際にはかなりアバウト。
一番大事なのは丈夫であることなので
2リットルのペットボトルを3本入れて運んでみました。

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全然大丈夫のようです。

編み方は定番の四ツ目編み。
簡単かつ誤魔化しがきく。
なのでヒゴは幅は違うし厚みも違う。

さらに4月に伐採した孟宗竹。
春の竹は成長期なので繊維が柔らかく水分が多い。
真っすぐに割くのがこんなにも難しいのかと驚くほどの扱いにくさ。
竹は冬に伐採したものを使うのが当たり前。
それは成長が休眠して繊維がしっかりしているから。
春の竹を使うなんて無謀かも。

でもね使ってみたから扱いにくさがよく分かったのね。
竹細工は冬に伐採したものに限るということも
使ってみて初めて分かること。
知識だけでは本当のことは分からないよね。

扱いにくくても出来なくはないということが分かったことは
大きな収穫なんですよ。

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ここまでの工程は
これまでやってきた経験もあって
特に大きなトラブルもなく本体は完成。

さて問題は持ち運べるように取っ手をどうやってつけるか?
しかも丈夫なものでないといけない。

以前作った四ツ目編み篭はこれで完成だったので
取っ手を付けてないのです。

ここで悩み留まること丸一日。
いろいろと考えてみてもいいアイデアが浮かばない。
いろんなパターンが考えられても
どうやって取り付けたらいいのか。
悩みは深まるばかり。
妙案が浮かばない。

手っ取り早く見た目も綺麗にできる方法が浮かんで
これにしようと思ったものの
強度不足で断念。

最終的な結論は取っ手は底から回して
篭を持ち上げるようにしないといけないということ。
2本以上複数必要であること。

まあ人の悩みをここで具体的に紹介してもしょうがないですね。

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最終的には底から2本回して
縁竹の間をくぐらせて上で縛る形にしました。

縛るのは針金で固定しておいてから
上から緑の麻ひもをぐるぐると巻きました。

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そして底には力竹を入れて

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さらにそのままでは底が地面についてしまうので
四隅に足を付けて固定。

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この辺りも自分なりの工夫があるんですよ。

そして完成
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早くトマトやナス、キュウリを収穫したいものです。


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