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脚つき盛り篭 [六つ目編み]

今回は捨ててしまう予定だった身ヒゴを使って
盛り篭を編んでみました。

ヒゴは皮ヒゴとその下の皮下ヒゴと言われるものを
メインに使いますがさらにその下のヒゴも十分使えます。
竹を割ってヒゴを作るとき
竹の厚みの半分強くらいは割いて
捨ててしまいます。
実際には皮の方4割を残して6割を捨てることになります。
皮の方4割はさらに2つに割いて
それをさらに2つに割いてヒゴを作ります。
つまり4枚のヒゴができることになります。

でも実際に使ってみると
内側の3枚目と4枚目のヒゴは少し腰がなく折れやすいのも事実です。

で今回はその3枚目と4枚目のヒゴを使って作りました。
捨ててもいいと思っていたのを思い直して使うことにしたわけです。

こんな時多少ヒゴが雑でも
無難に仕上げができるのが六つ目編み。
誤魔化しがきくしヒゴの粗さはほとんど目立たないのがいいのです。
だから余ったヒゴや雑なヒゴが残っている時は六つ目編みにして
無駄のないようにしています。

で今回の盛り篭には脚をつけてちょっとおしゃれな感じにしてみました。
普通の六つ目編み篭ではマンネリ化になっちゃうし
気分的にも盛り上がらないですからね。

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脚がつくとちょっとおしゃれな感じがしませんか?

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脚は黒竹を半割してつけてみましたが
真竹を使うよりインパクトがあっていいのかなと思います。
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力竹もいつもと違う感じに入れてみました。
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透かして見るとデザイン的で面白いですね。
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大きさは直径30㎝。
猫が入るとはみ出るサイズです。
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これから秋の果物が出回るので
リンゴや柿や梨などを入れると良さそうです。
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依頼を受けて作った手提げ篭 [六つ目編み]

私が作る竹細工の写真を見て
作ってほしいという依頼を受けました。

これまで何度か依頼を受けて作ったことがありますが
やっぱり嬉しいものです。

竹細工を始めて3年半。
ほとんど独学で作ってきたものなので
技術的に未熟な部分もありますが
とりあえず作りたいものはそれなりの形になるようになってきました。

今回依頼を受けたのは
取っ手付きの小さな手提げ篭。
以前作って紹介したものの中から選んでいただいたので
作るのには特に問題なし。

ということで作ってみました。

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2つあるのは最初取っ手の長いものを作ったら
短いものにならないかとの要望だったので
ヒゴが残っていたこともあって取っ手を短くしてもう一つ作ったものです。

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仕上げの方法が少し違いますが
それはなりゆきなんですね。
大きな違いは取っ手の長い方は皮ヒゴで作ってあって
短い方は身ヒゴをメインで編んであることです。

皮ヒゴ
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身ヒゴ
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ということでとりあえずご依頼の篭ができました。

他にもご要望があれば制作しますので
ご連絡ください。

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