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ちょっと失敗の弁当箱 [弁当箱]

竹細工の本に載っていた弁当箱を作ってみようと
始めてみました。

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この本を買った時には
遠く遥か彼方の世界に見えたものが
作ってみようと思えるようになっただけ
随分進歩したなあと思う次第でして。

で何を失敗したかと言うと
ありあわせのヒゴを幅だけ揃えて
編み込んだものの
立ち上げて成型する段階で
長さの足りないヒゴも使ったことに気づいたんです。

その時は多少短くても大丈夫だろうと思っていたんですね。

編み方は長桝網代編みと言って
少し複雑な編み方ですが
丁寧に説明がしてあったのでなんとかクリア。

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皮ヒゴ身ヒゴを適当に使っているので
模様も変ですが気にしないで進めちゃいました。
これも初めて作るものなので試作品という感覚で。

ヒゴも残っていたものをかき集めているので
結果的に短いヒゴも混ぜないとできなかったという訳。

そして立ち上げながら組んでみると
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あちゃ~
くせもつけちゃってるから今更ヒゴを解く気にもならない。

まあ予定していた弁当箱にならなくても
弁当箱風のものはできる訳で
何に使うかは後で決めればいい。

要は高さが足りない箱になるだけと開き直り。

とりあえず最後までやってみようとそのまま続行。

余分なヒゴを切り落として縁竹の外側をはめてみたところ。
IMG_2700.jpg

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短かったヒゴのぎりぎりのところで回してみると
高さは6.2㎝。
予定していた高さは7.5㎝。
この高さではおにぎりを入れると頭が出てしまう。

まあ弁当箱として使うなら小さなおにぎりや
俵形のおにぎりにすればいいじゃないかと天の声も聞こえてきたので
最期までやりきろうと。

そして内側の縁竹も回して
内と外との間に細いささら(細く割って隙間を埋めるもの)
を入れてステンレス針金で固定。

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あまり仕上がりは綺麗ではありませんが
とりあえず形にはなりました。

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ここまで出来てふと思ったことは
弁当箱には蓋が要ります。
もちろん後で蓋も作る予定で始めたわけなんですが
これを蓋にすればいいじゃないのという発想。

これを蓋にするということは
身が少し小さくなっちゃうけれど
おにぎりを入れてもはみ出ない高さのものができるよね。

そのようにヒゴを作ればいいのだから。

とりあえずその方向でやってみようかな。
予定とは違う展開も悪くないね。

で一つ気になったのは
箱の縁が広がっていること。
身と蓋で合わせるにはきちっとした四角形が望ましい。
ということで少し手直しを始めてみました。

紐で形を整えて底も平らになるよう
重しでくせ付け。
IMG_2708.jpg

IMG_2709.jpg

竹細工は全てその時の発想で手直ししていきます。
そこが面白いところ。
だからできた時にはオリジナル作品となることが多いのです。

ベテランの作家さんはそんなこともないのでしょうが
素人の竹細工はへたなりの工夫があるのです。

さてこの続きはまた後日ということで。


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